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2011年04月05日

カガリ火 内山 節編集長よりのメッセージ

2011.04.05(火)
カガリ火発行人 菅原歓一さんよりのメールです。
私も24日正午ご冥福をお祈りします。
みんなでお祈りするといいですね。

     東日本大震災で亡くなった人々を、みんなで供養しよう
   ―亡くなられた方々の冥福を祈る日をみんなでつくりだすことを呼び
   かけますー
                         最初の呼びかけ人・内山 節


   日時  2011年(平成23年)4月24日日曜日
 
 この日にそれぞれの場所、それぞれの方法で亡くなられた方々へ
の冥福を祈りましょう。また12時正午にはみんなで祈りを捧げたいと
思います。

 方法  ご自身の信仰をおもちの方はその方法で、また他の方々は
それぞれが思いついた方法で。被災地の方角を向いて手を合わせる、
仏壇などをおもちの方はお線香を上げる、近くのお寺、神社、教会など
に集まり祈りを捧げる、ご自宅に思い思いのデザインの半旗を掲げる、
追悼の集まり、コンサートなどを開く、・・・・方法は自分がよいと思う
方法で、自分のできる方法で。
 国葬のような儀式にするのではなく、全国津々浦々でみんなが送る
日にしたいと思います

 東日本大震災は私たちのなかに驚き、恐怖、悲しみとともに、自分
自身もまた「支え合う社会の一員でいたい」という強い意志をも生みだ
しました。皆様もそれぞれの場所、それぞれの方法で、直接、間接的
な被災者への支援の活動をおこなわれていることと思います。私たち
の役割はこれからも持続的な支援活動を続けながら、被災地の復旧、
復興に協力していくともに、この直接、間接的な活動をとおして社会
とは何か、社会はどうあるべきか、暮らしや労働をどう変えていったら
よいのかなどを捉え直し、日本の社会を再生させていくことだろうと思
います。
 その意志を示し、未来への歩みをすすめるために、みんなで東日本
大震災で亡くなった方々を供養する日を設定することを呼びかけます。
 古来から日本の社会には、災害や「戦」などの後に亡くなられたすべ
ての方々の冥福を祈り、死者供養をする伝統がありました。「戦」の後
には敵味方を区別せず供養しました。またそのときには人間だけでは
なく、巻き込まれて命を落としたすべての生き物たちの冥福を祈りまし
た。さらに災害の後には、大地が鎮まることをもみんなで祈りました。
そうすることによって、悲劇に巻き込まれていった生命への思いを共有し、
ひとつの区切りをつけ、次の歩みに向かう入り口をつくりだしてきました。
 この度の大災害で亡くなられた方々に対してはすでにご遺族の方々
などの手によって、精一杯の供養がおこなわれたことだろうと思います。
しかしその一方でご家族が全員亡くなられるなどして、誰にも送ってもら
うことができないでいる人たちもおられると思います。そのような方々に
対してはもちろんのこと、すでにご遺族の方々なとによって供養された
人たちに対しても、みんなで追悼、供養してあげようではありませんか。
そうすることによって、これからの私たちの決意をも示したいと思います。
 この案内を受けられた方は、ご友人、お知り合いなどに転送し、この
呼びかけを伝えてはいただけないでしょうか。またホームページ、さまざ
まなSNSなどでも呼びかけ合うとともに、供養の方法を提案していただ
ければ幸いです。
 お寺、神社、教会などにも呼びかけ、私たちはこの災害とともにこれか
ら生きていくことを確認したいと思っています。
 亡くなられた方々を十分に追悼することなく、未来を語ることに私はた
めらいを感じます。ここからはじめませんか。

菅原さんの紹介の記事です。
私もカガリ火の支局長の一人です。
  


Posted by 鈴木正士 at 22:54Comments(0)東日本大震災